☆研究☆
現在、魚眼レンズを使った日照条件と植物の関係を調べる研究を行っています。
魚眼レンズで撮影した全天写真(180度写真)をcanopon2という解析システムで読み込み
その場所に一日にどれくらいの光が入くるかを調べています。
上の写真は、理科大学の自然植物園の林内を魚眼レンズで撮影した写真です。
上の左の写真を、canopon2で読み込むと下の写真のようになります。
このように写真の空が見えている部分を白、それ以外を黒として、空の見えている部分が
どれくらいあるか(空隙率)を計算します。
さらに太陽の軌道(写真の黄色の曲線)を描き、その曲線が写真の白い部分を通過しているかを調べ、
一日にどれくらいの時間、太陽からの直射光が入ってくるかを計算します。
これらの計測を葉が生い茂っている時と、葉が枯れている時、落葉樹優占の林内か、
常緑樹優占の林内かなどの条件下で行い、それぞれの違いが林内の草本層の植物の生長に
どのような影響を及ぼしてしるかを研究しています。